雑誌「チルチンびと」別冊47号掲載 愛知県 ㈱エコ建築考房
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うになっていたこともあって、できるかぎり健康にいい住まいにしたいと思っていたんです」と奥さん。夫婦でショールームに行くと、同社の定番、うづくりの床の「ポコポコとした足触りの心地よさ」のとりこになった。ご主人はさらに「夏のショールームの空気感が、エアコンを使っていないのにサラッとしてよかったのも同社を選んだ理由です」と付け加える。1階完結型で老後も安心 奏楽くんと碧馬くんが健やかに成長できる家にしたい。彼らの自立後は夫婦でこぢんまり暮らせるよう1階に生活空間をまとめたい。この2点が夫婦の家づくりの主な要望だ。 そこで設計を担当したエコ建築考房の鈴木雅文さんは、1階にLDK、浴室、寝室、和室を集め、子ども室だけを2階に置く間取りにした。眺めのよい植木畑を借景に取り込んでいるので、LDKは一つの大らかな空間になっているばかりか、ウッドデッキでその植木畑との繋がり感が生まれ、室内がますますゆったりと感じられる。 鈴木さんはまた「私のうちは娘二人ですが、家の中をよく駆け回ります。男のお子さんならなおのこと、泥だらけになって遊び回っても安心の家にしてあげたい」と考え、デッキから直行できる位置に洗面と浴室を配した。奥和室の窓では北面の植木畑が借景。白壁に映える。リビングとの間を襖で仕切れば個室に。東の窓に面したカウンターは掘り炬燵式。お子さんたちの勉強を見守ってやれる場所をと奥さんがリクエストした。座卓や食卓は同社でオーダー。ぐるぐる走り回るのが好きな男の子たちが、つかまりやすい丸太柱もある。89

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