雑誌「チルチンびと」別冊52号掲載 愛知県 エコ建築考房
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63大屋根の下に広がる、ゆったりとした大空間。山や川など自然の中で過ごすのが好きだというSさん夫妻は自然素材をふんだんに使い、健やかな住まいを実現した。写真=米谷 享 文=上野裕子と検索し、ヒットした会社に資料請求を行い、展示場や完成見学会などに行った。さらに家づくりの講習会などにも積極的に出かけ、基礎や断熱など住まいの機能面についても学んだという。「調べるうちに『木の家』『自然素材の家』とアピールしていても、会社によってその内容はまちまちだということがわかってきたんです」。 そんな中で、国産の無垢材のみを使い、羊毛断熱材やセルロースファイバー、天然乾燥の構造材など、自然素材に徹底的にこだわるエコ建築考房の家づくりにひかれていった。「あとは、人柄ですね(笑)。ショールームやモデルハウスを案内してくださるスタッフさんをはじめ、設計士さんや現場監督さん、大工さんなど、皆さんいい方ばかりで、この人たちと家を建てたら楽しいだろうなと思ったんです」(奥さん)。 エコ建築考房の家づくりの特徴として、営業マンが一人もいないことがある。同社では、住まい手が設計士と直接話す中でプランを考えるのだ。S邸の設計を担当した五香祐輔さんは「どんな暮らしがしたいか、夢おおらかな空間で紡がれる健やかな家族の暮らし愛知県 ㈱エコ建築考房愛知県海部郡・S邸

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