雑誌「チルチンびと」91号掲載 愛知県 ㈱エコ建築考房
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145ならではのメリットも感じました」という。 同社の家に魅せられた夫妻は、その後5回ほど見学会に参加。「何度か参加する中で、エコ建築考房さんとなら飽きのこない家づくりができそうだと感じました」と声を揃える。そして「50年後、60年後も愛着をもって住みこなせる、そんな家を建てたい」と、同社との家づくりを決意した。 幸いにも、土地探しを始めて間もなく、道を挟んで向かい側は公園という敷地にめぐり会うことができ、いよいよ設計がスタート。設計を担当した五香祐輔さんは「北側道路なので、住まいの中心を南側に配しました。そして、敷地に対してあえて庭を広くとり、ウッドデッキで庭と住まいをつなげることで、室内にいてもゆとりを感じられるプランを提案しました」と話す。その言葉どおり、Mさんの家は、通りに面した外観はシンプルな印象だが、玄関からリビング・ダイニングに入ると、南側の庭を見渡す開放的な空間が広がる。自然素材でつくられた      安心の詰まった家 この家に暮らし始めて2年目となるMさん一家にとって、庭は大のお気に入りの場所だという。「子どもを安心して遊ばせられるのはもちろんのこと、リビングからただ庭を眺めているだけでも心地良さを感じモダンな障子。このほか一部を雪見障子とするなど、場所によってデザインされている。キッチンや棚など、家具はすべて建具職人が制作。棚には家族の写真を飾っている。右/リビング・ダイニングと和室、キッチンはひとつながりの空間。和室の奥の窓は、春には公園の桜が見える。 上/障子の隣、のれんが掛かった部屋(左)はパントリー。

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