雑誌「チルチンびと」103号掲載 愛知県 ㈱エコ建築考房
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2357夢だった家づくり。妥協せず、理想を追求 20年ほど前に、ご主人の実家の隣地を購入した草野さん夫妻。「いつかゆっくり家を建てようかという気持ちでした」(ご主人)。その後、夫妻はご主人の実家に暮らしていたが、2年ほど前に新築を決意する。「妻が病気になったんです。彼女はずっと家を建てるのが夢だったので、その夢を叶えてあげたいと思いました」(ご主人)。 もともと『チルチンびと』の愛読者だったという奥さん。「家を建てるならこんな家がいいなと思っていたので、すぐに近隣の『チルチンびと「地域主義工務店」の会』の会員社の見学に行くことにしたんです」と話す。 そうして夫妻が初めて訪ねたのが、エコ建築考房のモデルハウスだった。「デザイン・素材ともに上質で、すぐにこれはいいなとひかれました」と振り返るご主人。「すべてが上質な分コストもかかるんですね。そこで、ほかの工務店さんの家も見学したのですが、やっぱりエコ建築考房さんがいちばんよくて。中途半端な家を建てて後悔するより、妥協せず選ぼうとエコ建築考房さんとの家づくりを決意しました」。 草野邸の設計を担当したのは、同社の設計士・鈴木雅文さんだ。夫妻は「営業マンが存在せず、設計士と直接やりとりができるのも、エコ建築考房の魅力でした」と話す。さらに「鈴木さんは話しやすい雰囲気なので、こちらの希望をしっかりと伝えることができました」と振り返る。 夫妻は当初、年齢的なことや隣地に建つ実家への配慮から、平屋を希望していたという。しかし、鈴木さんが提案したのは、平屋ではなく2階に寝室を設けるプランだった。「敷地面積や3台分の駐車スペースを確保するといった条件を考慮したこともありますが、ご夫妻とお話しする中で、ゆったりと暮らすことを願われている印象を受けたのです。そこで、平屋に無理に部屋を詰め込むのではなく、寝室だけ2階にもっていき、生活にゆとりをもたせることを考えました」(鈴木さん)。 草野邸の特徴でもある東側にひらいた間取りも、鈴木さんの提案によるものだ。「敷地を拝見して、眺望や日当たりの面から東側に開口部を設けたいと考え、コーナー窓とフルオープンサッシを提案しました。そこから、ダイニングテーブルやキッチンの位置を決12階からキッチンとダイニングを見下ろす。横幅180㎝の大きなダイニングテーブルの左側にご主人、右側にエコ建築考房の鈴木雅文さんと林彩那さん。横幅250㎝、壁付のベンチは、大勢が座れて便利。2ずらりと並んだ奥さんの手料理。新鮮な素材を多彩に調理したメニューは絶品で、お客さまからも大好評。 3炊きたてのごはんをよそう奥さん。休日の朝には土鍋でごはんを炊くことが多いのだそう。訪れるお客さまと食卓を囲む楽しいひととき

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