雑誌「チルチンびと」別冊43号掲載 静岡県 家和楽工房株式会社 植松一級建築士事務所
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117  漆喰の壁にテラコッタタイルの床が 明るい雰囲気の玄関を入り、2階の LDKへ向かう。LDKの開口部の向 こうには広いバルコニーがあり、その さらに先には沼津アルプスと呼ばれる 戸倉山の山並みが見える。Sさんの家 を設計した家や 和わ 楽ら 工房の植松章社長は 「2階のリビングからの眺望を大切に 設計しました。山並みの曲線に合わせ て、バルコニーの手すりもやさしいラ インに仕上げているんです」と話す。   Sさん夫妻が植松さんと出会ったの は、家づくりを考えて、住宅展示場に 右/バルコニーが印象的な外観。青い空にテラコッタ調の三州瓦が映える。 行ったり、雑誌や本などを見ていた時 だったという。新聞の折り込みチラシ で家和楽工房を知り、実際に植松さん が設計した家を見学してみた。「住宅 展示場でハウスメーカーの家を見て 〝何かが違う.と感じていたので、植 松さんが設計した家を訪れたとき、自 然素材を使っていることや、細部にま リビングからバルコニーを見る。海が近いために塩で錆びてしまうので、手すりの水切りはステンレスの特注品で、アトリエプラトーの川合光さんにオーダーした。 キッチンからリビングを見る。 希望にぴったりだった 家和楽工房との出会い  

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