雑誌「チルチンびと」別冊51号掲載 岐阜県 ㈲亀津建築
6/6

71建築データ所在地:岐阜県家族構成:夫婦+子ども2人敷地面積:178.63㎡延床面積:98.958㎡(1階62.108㎡ 2階36.85㎡)設計:亀津建築設計事務所 ☎ 0572-29-2519(担当:亀津 雅)施工:㈲亀津建築(担当:亀津 薫)構造形式:木造在来工法主な外部仕上げ外壁=そとん壁 屋根=ガルバリウム鋼板瓦棒葺き軒天井=垂木現し 主な内部仕上げ天井=杉板張り壁=漆喰仕上げ床=杉フローリング産材の杉。壁は調湿性と蓄熱性の高い土壁だ。 Sさん一家がこの家に暮らすようになって3年が経つが「無垢の木と土壁の家は、住み心地も上々です」と夫妻は笑顔で話す。現場監督の亀津薫さんは「このエリアは、夏の暑さでは日本の中でも指折りの土地ですが、無垢の木と土壁の家なら暑さも和らぎます」と話す。奥さんは「夏でも子どもがお昼寝するときは和室の地窓をちょっと開けると気持ちいい風が入ってきますし、夕方は窓を全部開ければ涼しい風が入ってきます」と、実際に暮らした感想を話してくれた。 こうした機能面はもちろんのこと、造作家具や引き込める障子など、すっきりとしたデザインも気に入っていると話す夫妻。ご主人は「ダイニングに座ると、東西両側の窓から緑が見えて気持ちいい。とても落ち着きます」と笑う。居心地のよさは訪れる人にとっても同じようで、遊びにくる友人の中には泊まっていく人も多いとか。「年越しも数家族で集まって、薪ストーブを囲んで過ごしたんですよ」と楽しそうに話す夫妻。そんな充実した日々を送る住まいについて、「決して広くはないですが、私たち家族にぴったりな空間だと感じています」と話すご主人の言葉が印象的だった。上/木のぬくもりが感じられるハーフユニットバスと洗面室。 左/2階の主寝室。光と風が入るように2面に窓が設けられている。 亀津薫さん(左)とSさん一家。1F2Fリビング・ダイニング浴室玄関ホール洗面キッチン畳小上がり主寝室土間パントリー子ども室会社情報は159ページ【資料請求番号0002】

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る