雑誌「チルチンびと」別冊51号掲載 岐阜県 ㈲亀津建築
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68杉板張りの天井の        美しさにひと目惚れ お子さんの誕生を機に、家づくりを考えるようになったSさん夫妻。「我が家を建てるなら、木造で自然素材を使った家にすることが大前提でした」とご主人は話す。家づくりについて調べる中で、インターネットで「木造+土壁」というキーワードで検索したところ、亀津建築がヒットしたという。その後、同社が手がけた住宅の完成見学会を訪れた夫妻。そのときの印象について、奥さんは「杉板張りの天井がとてもきれいで、ひと目惚れしました」と笑顔で振り返る。 敷地については、奥さんの実家の建つ土地の一部に建てることに決めた。亀津建築との打ち合わせでは、ご主人は薪ストーブの設置を一番にリクエストしたという。「10代の頃から、バーベキューなどのアウトドアが好きで、火を囲む暮らしをしたいと思っていました」。一方で奥さんの希望は、和室をつくることや、収納をたっぷりと確保することだったという。「子どもが小さかったので、お昼寝したり客間に使える和室があるといいなと思いました」。 こうした要望を受けて、亀津建築の社長で設計担当の亀津雅さんが提案したのは、奥さんの実家が隣に建つという敷地条件を上/ダイニングからキッチン、パントリーまで一直線につながっているのがわかる。デスクや収納などを造作にし、すっきりと。造作家具は亀津建築の大工がつくる。 右2点/照明にはドライフラワーをあしらって。薪ストーブはドブレ社のもの。長い薪が入るように大きめのサイズを選んだ。 

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