雑誌「チルチンびと」96号掲載 岐阜県 ㈱亀津建築
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172思い描いたイメージを 実現する家づくり アートディレクターとして活躍する智博さんと、ガラス作家として活動する香織さん。間宮さん夫妻は、二人の娘さんが巣立つ前に、築50年ほどの家を建て替えることを決意した。香織さんは「家族4人の個性を反映した、楽しい家を建てたいと思ったのです」と笑顔で振り返る。クリエイターとして家へのこだわりも人一倍の夫妻は、当初から設計の自由度が高い木造建築を希望していたという。 そこで、木の家づくりについて学ぶために、岐阜県木材協同組合連合会が主宰する「住まい塾」に参加。東濃ひのきをはじめ、オール国産材での家づくりについて学び、連合会の会員である亀津建築への依頼を決めたという。「亀津建築さんが建てる家の雰囲気にひかれたこと、また亀津建築さんが参加するマーケットに私が作品を出品していたといったご縁にも後押しされました」。 家づくりに対する夫妻の希望は、国産材の使用、壁の一角を円形に面取りすること、愛猫のためのキャットウォークの設置、丸窓にステンドグラスをはめること、薪ストーブの導入など多岐にわたった。これらの希望を、設計を担当した亀津雅まさしさんは一つ上/キャットウォークから階下を見る。ダイニングテーブルは智博さんの作品。ウィリアム・モリスのカーテンに合わせ、ソファは深いグリーンを選んだ。 下/ブリティッシュショートヘアのビーちゃんは一家のアイドル。写真=酒谷 薫 文=上野裕子ともに芸術分野の仕事に携わる間宮さん夫妻。感性の合う地域工務店とともに建てた家は、夫妻の作品やカラフルなタイルで彩られている。手づくりの作品が彩るこだわりの住まい 岐阜県 亀津建築 間宮邸

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