雑誌「チルチンびと」82号 岐阜県 ㈲亀津建築

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208　窓の外に木々が茂り、小さな池に張り出したデッキでは長女と次女がペットのカメと遊んでいる。　長久手市の中心部に建つ髙島さん一家の住まいは豊かな緑に囲まれ、横を通っただけで気持ちがやすらぐ。庭は造園家のご主人が自ら手がけた。夫妻がこの土地を入手したのは５年前。もともとあった倉庫風の建物を奥さんのショップ兼ご主人の事務所として使っており、少し離れた自宅信頼する工務店に任せようリビングよりデッキ越しに庭を見る。山中にいるような気分。デッキはこちらで「月見台」と呼ばれている。庭と一体の木の家では時間がゆったり流れる楽しく過ごせる家に―。一家のそんな思いに応えたのは、自然素材の扱いに長け、技術力にも定評のある工務店。夫妻の仕事場に隣接した新居はご主人の手による庭とも調和し、４人家族はのびのびと毎日を過ごす。愛知県長久手市 髙島邸写真・牛尾幹太　文・角丸泰子右：リビングに吊ったハンモックはお客さまにも人気。　左：造園業とショップはともに「稀月」という屋号。