雑誌「チルチンびと」94号掲載 岐阜県 ㈱エコ建築考房
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1431ダイニングテーブルのうしろには子どもの勉強スペース。自身も幼い頃リビングで勉強していたという奥さんが希望した。 2遊びも勉強もリビング・ダイニングで楽しむ子どもたち。 3障子を閉めれば落ち着いた和の雰囲気に。 4無垢の檜を使って制作したキッチン。奥には食品庫も。 5浴室の壁と天井は檜。手入れはご主人の日課となっている。  6手洗いにはご主人が作家とともに焼いた常滑焼。 7畳の間のミニ盆栽は奥さんによるしつらえ。  8薪ストーブの煙突は周囲の住宅と違和感のない仕様に。 9前列は太田さん一家。後列左から堀江さん、現場監督の大屋さん、五香さん。56778843■ 所在地 岐阜県岐阜市■ 家族構成 夫婦+子ども2人■ 敷地面積 168.66㎡■ 延床面積 99.37㎡(1階59.62㎡ 2階39.75㎡)■ 竣工 2017年3月(工期2016年9月~2017年3月)■ 設計・施工 ㈱エコ建築考房 (設計 担当:五香祐輔、現場監督:大屋良晴)■ 構造形式 在来工法■ 主な外部仕上げ 屋根=ガルバリウム鋼板 外壁=コットンウォール 軒天井=杉化粧野地板■ 主な内部仕上げ 天井=ルナファーザー貼り、チャフウォール塗り壁=漆喰 床=杉無垢板厚38㎜wood-burningstoveから、煙突に囲いをつけたデザインが採用され、周囲の景観とと違和感のないものに仕上がっている。 初めての薪ストーブ生活を送る一家。薪割りに励むご主人は「割ったときの感覚がとても気持ちよくて、ストレス解消になるんです」と笑う。「炎を見ていると癒やされる」と語る奥さんも、ピザや季節の素材を使った薪ストーブ料理を楽しむ。 やさしいぬくもりと炎を囲む一家の生活は、冬本番を迎えた。かりしていたのも、安心材料でした」と話す。 太田邸は住宅地に位置するため、薪ストーブ設置にあたっては近隣へも配慮し、煙の少ない触媒方式のものをセレクトした。「燃料には無垢材を使い、しっかり乾燥させること、温度を意識して完全に燃焼させることなど、細部にわたって堀江さんからアドバイスをもらいました」とご主人。 また外観も「街並みに合うようにしたい」という夫妻の要望和室洗面室浴室玄関1F2F寝室子ども室キッチンクローク食品庫リビング・ダイニングウッドデッキ【情報はこちら】 ㈱エコ建築考房 〒491-0079 愛知県一宮市九品町4-22 0586-28-3755 http://www.ecoken.co.jp/ 資料請求ご希望の方は208ページを参照取材・文=池口智子

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