雑誌「チルチンびと」94号掲載 岐阜県 ㈱エコ建築考房
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142というご主人は「住宅街なのに自然の中にいるように感じるんです」と話す。子どもたちもここで遊んだり勉強したりと、存分に新居を楽しんでいる様子だ。 床に使われているのは九州から取り寄せた飫お肥び杉すぎの無垢材。うづくり加工独特の表面の凹凸が足裏に心地いい。設計を担当したエコ建築考房の五香祐輔さんは言う。「弊社の床材にはほとんどこの杉板が使われています。38ミリの厚さがあるので、夏はひんやり、冬は冷たくならないという利点があります。肌触りもいいので、年中はだしで過ごすというお客さまも多いですね」。 4年ほど前からモデルハウスを巡っていた夫妻。自然素材の家をもとめて、エコ建築考房の見学会に訪れた際、木の落ち着いた雰囲気や、使用されている木材の心地よさに惚れ込んだ。412「見学会の帰りの車内で、二人とも咳きこんでしまって。そのとき、モデルハウスの中は空気が澄んでいたんだなと思ったんです。無垢材や漆喰など自然素材のよさを実感しました」と振り返る。 薪ストーブには、同社のモデルハウスで実物を見て初めて興味を持ったというご主人。その後、同社主催の薪ストーブ体験会に参加し「じんわりと体の芯まで温まるやさしいぬくもりと、何より1台で家全体を温めてくれるというところに魅力を感じました」と語る。しかし当初は知識もなく、薪の調達やメンテナンスについて不安を感じていたという。 そんななか、エコ建築考房で薪ストーブを担当する堀江省吾さんからアドバイスを受け、そのよさをあらためて知ったことが導入の決め手となった。「使用方法や薪の扱い方を含め、細かい点までていねいに教わり、不安が解消されました。取り付けたあとのサポート体制がしっやさしいぬくもりが家族を包む

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