雑誌「チルチンびと」107号掲載 山梨県 ㈱山口工務店
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84して選んだのは、地元・山梨県の山口工務店だった。「数年前に『チルチンびと』に掲載されたモデルハウス『明野の家』の印象が強く残っていました。実際に見学すると、このまま建てたい! と思うほど素敵だったんです」と奥さん。ご主人は「冬の寒さが厳しい土地なので、気候風土を理解した家づくりをしてくれる地元の工務店に依頼したいと思いました」と話す。 設計を担当した山口工務店の山口利としあき秋社長は、K邸のプランについて「広い敷地を生かし、移住したからこそ実現できる開放的なプランを提案しました。大きな開口部からは、春先の芽吹き、夏の木々の繁り、紅葉、冬の青空や山並みなど、四季折々の風景を楽しんでいただけます」と話す。 また、寒さに対応するために、OMソーラーシステム+薪ストーブを導入。ご主人は「憧れの薪ストーブは、炎を見ているだけで癒されますね。寝る前に1本薪をくべておけば、外がマイナス5℃でも、家の中は18℃なんです」と笑顔で話す。一方、夏は扇風機だけで十分に涼しく過ごせるという。景色と空気、光を多くの人と分かち合いたい 新たな住まいを得て、二人の暮らしは横浜時代とは一変した。夫妻ともに週に数日仕事をしつつ、ご主人は定年ダイニングからリビングを見る。奥の和室は客間としても使える。キッチンはスペースを広くとり、回遊できる動線とした。

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