雑誌「チルチンびと」107号掲載 山梨県 ㈱山口工務店
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83 Kさん夫妻の住まいが建つのは、八ヶ岳連峰を中心に、遠く北アルプスの乗鞍・穂高連峰や槍ヶ岳、木曽駒ケ岳などの中央アルプス、そして甲斐駒ケ岳・北岳などの南アルプスの大パノラマが広がる別荘地。白樺の木立が続くなだらかな丘陵地は美しく整備され、一軒の敷地は広くゆとりを感じさせる。夫妻が移住を考え始めたのは、5〜6年前のこと。奥さんは「ドライブで八ヶ岳を訪れ、なんて素敵なところなんだろうと感動して。それからちょくちょく八ヶ岳を訪れるうちに、いずれこんなところで暮らせたらと思うようになったのです」と振り返る。その思いはご主人も同じで「私も妻も定年まで残すところ数年でしたので、移住を真剣に考え始めました」と話す。在住者のアドバイスで快適な住まいを実現 そんな夫妻の背中を押してくれたのが、同じ移住経験者だったという。「八ヶ岳を訪れるうちになじみになった北杜市の雑貨屋CABIN zakka+cafeのオーナーが、土地選びをはじめいろいろアドバイスをしてくださったんです。迷っていましたが、オーナーに教えてもらったこの別荘地を見て、ここならと決意しました」(奥さん)。 こうして八ヶ岳連峰が見える区画を選んだ夫妻が家づくりのパートナーと大きな開口部からの眺めが素晴らしいリビング・ダイニング。薪はたっぷりとストックしている。薪を足し火加減を調整する。

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