雑誌「チルチンびと」別冊30号掲載 山梨県 ㈲髙橋建築舎
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5ページ  振り回したのにいやな顔ひとつせず、親切で」と当時を振り返る。結局土地は他社で決めたが、同社で家づくりが始まった。 傾斜地である土地を生かしたいなどのほか、洗面・洗濯などの水まわりを南側にという依頼をした。これは「田舎暮らしを望んでいない彼女へのプレゼント」(ご主人)だそうで、実際、新居の気に入っている点を聞いたとき奥さまが最初にあげたのが通称「洗濯部屋」だった。「日当たり良くて暖かい。洗濯してたたんで、そのまま寝室のクローゼットへと、動線もとても使いやすいです」と同社の設計を褒める。ご主人は「嫁さんがCDかけながら洗濯しているのを見ると、つらい家事はしていないなぁと思います」と微笑む。このほか、水栓やタイル、窓の仕様や収納など、奥さまの「リゾートのようにすっきり、快適に」という希望に添うよう、建築途中でも細かに要望を出し、家づくりに取り組んだ。 奥さまにも満足してもらい、ご主人は 「今は仕事もプライベートも、120パーセント満足」とにっこり。奥さまは、「こんなに思い通りの家づくりができるとは思っていませんでした。髙橋さんは、建築途中でお願いしたわがままも全部聞いてくださり、最後まで親身になっていただいて。ご近所の方も良い人ばかりで、今はここに来て良かったかなと思っています」と微笑んだ。

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