雑誌「チルチンびと」89号掲載 山梨県 ㈲髙橋建築舎
5/6

144かなえるモデルハウスのプランをベースに、猫のための回廊型キャットウォークや、料理関係の資料を収めるための大容量の本棚を設けるなど、小池さん夫妻のこだわりが随所に感じられるオリジナルな空間になった。さらに、レストランやカフェを切り盛りする秀樹さんは設備にも一家言を持っており、キッチンやトイレには最新型を導入。木のぬくもりとともにスタイリッシュな雰囲気も味わえる住まいとなった。 取材時は、暮らし始めてまだ3カ月ほど経ったところだったが、夫妻は「とにかく住み心地が最高なんです」と声を揃える。春先は床暖房のタイマーを入れておくと帰宅する頃には暖かくなっており、梅雨時はエアコンなしでも窓を開けると爽やかな風が吹き抜ける。「暑さ寒さの対策など、このエリアに詳しい髙橋さんから、床暖房をはじめ必要な設備のアドバイスを受けられたのが良かった。おかげで毎日快適です」と秀樹さん。 また愛猫たちものびのびと暮らしているとのこと。「好きな場所にいられるので、猫同士も適度な距離感を保てるみたいです」(香さん)。 その中で魅かれたのが、髙橋建築舎が分譲する別荘地だった。同社では「北杜不動産」という不動産業も営んでいることから、移住希望のお客さまが多く、土地探しから相談にのるケースも多いとのこと。 同社の髙橋敦社長に案内された土地を見た夫妻は、「一面の緑に囲まれたこの場所なら、静かな暮らしを営めるだろう」と、土地の購入を決意した。木のぬくもりと       最新型設備の両立 夫妻は当初、設計・施工は別の会社に依頼する予定だったが、髙橋建築舎の本社に併設のモデルハウスを見て考えが変わったという。「片流れの屋根の外観に、内部は大らかな大空間。イタリア製のペレットストーブやアイアンワークの手すりなどもおしゃれでした」と秀樹さんが話せば、香さんも「木や珪藻土など自然素材が使ってあって、木のよい香りがして。こんな家なら、私たちも猫たちも楽しく暮らせるだろうとワクワクしました」と頷く。 こうして、髙橋建築舎との家づくりがスタート。1階だけで生活がまアカマツの太鼓梁が吹き抜け空間を引き締める。右手のタイル敷きのスペースには、将来ペレットストーブを設置する予定。

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る