雑誌「チルチンびと」別冊9号掲載 新潟県 冬は炎に夏は涼風に家族が集う
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124住宅の左隣が木のショップ。池だけでなく、庭の広さ、広葉樹種の多様さ、豊かさを根づかせ、地域にひらこうとしている。 営業部長の佐藤茂雄さんは、「そんなことはありません、と言います。床面積はもちろんのこと、材料の使い方、間取り、収納スペースの取り方などによってコストを下げるやり方をいろいろ提案します」と話す。「素顔の家」と同じデザイン、仕様にすれば4000万円くらいかかってしまうが、実際に成約したケースの平均額は2200万〜2300万円という。「素顔の家」のオープン以前より700〜800万円高い価格帯で契約が取れるようになったというのである。「ここは、お客さんにそっくりの家を建ててもらうためのモデルハウスではなくて、家づくりの考え方を見て感じてもらうコンセプトハウスなんです」と野本さん。 空気がおいしい、帰りたくない、居心地が違う訪れるお客さんの納得の仕方が、これまでとは明らかに変わった。デザイン力と素材力が融合すれば思わぬ説得力を発揮するということなのだろう。最終的な平面図 泉幸甫さんの「ビオトープの考え方」メモより蛍を目標とする景観的納まりを重視する雨水や井戸水を直接池に入れることは避ける雨水槽でいったん受ける雨水槽は地下が望ましく、沈殿、軽い流れの性能をもつものが好ましい筒中シート防水のタンクが適す貯水槽は大きいに越したことはないが、場所で決まる水面約36平米、水深0・15〜0・3メートルとして0・54トン、10倍のバックアップとして5・4トンが最小。できれば雨水を生かすために10トン欲しい。あとはコストで決まる。10トンで50万円弱。今回は既製タンク5コ(点検口5コ必要)、25万円程度。タンクからの給水ポンプは、常時流すのであれば水中ポンプシステムで湧出口まで送る補給水は井戸水とし、レベルセンサーでタンクに給水池の形状は原形状のとおりで進める。ただし底質は砂泥とする。底質の深さは200(ミリメートル)程度水際をつくり、水生生物、水際植物を植える。雨水の流入、一部北西角から直接入れる。ただし、整流路または枡を介するオーバーフロールート確保し、浸透枡を併用する今回は既製タンク5コ(点検口5コ必要)、25万円程度↓↓↓↓↓イラスト 笠原賢悟

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