雑誌「チルチンびと」96号掲載 新潟県 ノモトホームズ ㈱野本建設
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1・3外庭は、造園家・ガーデンカウンセラーの小林雄也さんによる。 2外観。東側の裏山が見えるように開口部が設けられている。 4玄関ポーチ。軒が深く、囲われている玄関は雪国ならでは。正面部分の焼き杉板は、杉田さん家族が実際に焼いたもの。 5常に緑が見えるようにと、裏山を生かして窓が設けられている。 62階の子ども室。中央の柱は家族が伐採した山北杉。 72階の寝室。 8〜10夫妻が選んだこだわりの照明たち。ダイニングの照明には「エジソン球を使いたかった」と友則さん。 そんな思い入れがあるからか、夫妻は「暮らし方を家に合わせています」と言い切る。収納スペースに合わせて、モノを増やさないよう心がけている。伊藤さんは、キッチンの造作棚を家電などのサイズに合せて設計し、無駄なでっぱりをなくした。住みやすさの工夫を随所に施している。「地域の工務店と継続的に協働すると、コスト面や数年経ってから生じる不具合なども気がねなくフィードバックされるため、身近な問題として捉えられる」と伊藤さんは話す。そうした積み重ねが、住む人にとっての住みやすさ、暮らしやすさにつながっているのかもしれない。 新潟の夏は湿度が高く蒸し暑い。この家は風の通りがいいため「きっと涼しいと思う」と友則さん。「暑くなったら窓を開け放ち、外にプールを置いて子どもたちを遊ばせたい。秋はお風呂から見えるモミジの紅葉が楽しみ」と、これから迎える季節の変化を今から待ちきれない様子だ。1234579681036

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