雑誌「チルチンびと」70号掲載 新潟県 ノモトホームズ ㈱野本建設
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54右/黄昏時の小笠原邸南東側外観。まち並みにもあたたかさを与える。ご近所のお年寄りから「いい家を建てましたね」と言われたそう。 左上/庭木の向こうに垣間見える家族の暮らし。 左下/ストーブの前に座る愛猫の「こっちゃん」。通りを走る車のヘッドライトに照らされて、障子に影が映るのが気になるよう。小笠原邸を設計した伊藤誠康さんは「薪ストーブをつければ、人は(猫も)そのまわりに自然に集まる。火の良さは『百聞は一見に如かず』ですね」と言う。ストーブの炎とやさしい明かりが家族の時を包む「家は家族を育てる」—。そんな言葉を大切に、建て主と建築家、工務店が建てた住まい。秋宵にこぼれるあたたかな明かりが、家族の暮らしを照らしていた。新潟県長岡市 小笠原邸  設計*伊藤誠康、北村まゆ子(ノモトホームズ)   施工*ノモトホームズ㈱野本建設   写真*川辺明伸3特集 火のある家にはいい時間がある現代の民家で楽しむ四季の恵みある暮らし薪を割り、火を熾す。自分で育てた作物をその火で調理する。たとえ電気がなくても、それで大丈夫。便利なモノたちに依存せず、豊かな日々を過ごす、建築家の家を訪ねた。兵庫県明石市 H邸設計*市居 博  写真*輿水 進明日のための住まい「質素の時代」を楽しむ

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