雑誌「チルチンびと」45号掲載 新潟県 ノモトホームズ ㈱野本建設
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左/和室の和紙張りの襖は、すべて壁に引き込むことが可能。 右/大きな杉の太鼓梁。太鼓梁など長い材の乾燥は野本建設の自社乾燥機で行っている。左/2階通路には本棚とスタディコーナーが。 中/玄関を入ると繊細で美しい木製建具が迎えてくれる。 右/和室の地窓から風が抜けていく。和室の襖を壁に引き込んでしまえば、リビングと一体化した大きな空間として使える。リビング階段は奥さまの要望で実現。のコラボレーションによる家づくりを進めている。竹尾のモデルハウスを設計した建築家・泉幸甫さんと、泉さんの事務所から独立した伊藤誠康さんが、デザイン面でのサポートを行っているのだ。「伊藤さんに自分たちのビジョンをおおまかに伝えると、それ以上の提案が返ってくるので驚きました」と、夫妻は口を揃える。 完成したのは、リビングに階段室を取り込んだ吹き抜けを設け、和室の襖を開け放てば、南北に風の通り抜ける心地よい大空間が出現する、おおらかな住まいだ。「リビングに大の字になって天井を見ていると、太い太鼓梁が家族を見守っているように感じます」と謙吾さん。そして何よりもよかったのは、駿希くんがこの家に来て健康になったことだという。「自然素材のおかげか、以前より何倍も元気になったと感じます」と、由紀さんはうれしそうに語った。

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