雑誌「チルチンびと」86号掲載 神奈川県 ワイズ㈱
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256ットストーブが配置されている。山本社長は「このエリアでは、薪ストーブよりもペレットストーブが現実的なんです」と説明した上で、版築ヒーターによる相乗効果について語った。「ストーブそのものの暖かさはもちろんのこと、その正面の版築ヒーターの土がストーブの熱を蓄熱する効果もあると期待しています。ペレットストーブと版築ヒーターの輻射熱で、冬場の最適気温を維持できるのではないかと思います」。 また、このモデルハウスでは、冬の暖かさだけでなく、夏の涼しさも重視している。「夏もエアコンに頼らずに暮らしていただきたいので、『木摺漆喰工法』に加え、風の流れにも気を使って設計しました」。 自然素材のさらなる可能性を追求した新たなモデルハウス。この心地よさを体験してもらおうと、体験宿泊にも対応している。家族で1泊しながら、内外の版築を眺め、土壁の心地よさを体感するのは、家づくりを考える人にとって、貴重な体験となることだろう。LDKの中心にあるペレットストーブは、シモタニのもの。2社でシルバー系や黒系などの湘南仕様のカラーのペレットストーブを共同開発している。右:キッチンの中心は、カウンターの側面を版築で仕上げた「版築ヒーター」。 左上:階段下のスペースを生かしたキッチンの収納。 左下:版築ヒーターのクローズアップ。 

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