ワイズでは20年前から木製のオリジナル・キッチンを提案。住まい手に合わせ、棚も引き出しも大工がつくる。Ｍ邸では背後の飾り棚の位置を奥さんが指定。壁のタイルは大理石。 主義工務店」の会』に入会し、自然素材の家づくりを一から学び直した。 そこでその成果を生かし、チルチンびと仕様（木は無垢材で断熱材や壁材などにも自然素材を使用）と、自分たちの得意とするモダンなデザインを融合し、丈夫で長持ち、茅ヶ崎のまちなみ向上にも貢献する住宅をモデルハウスで提案しようと決意したのだ。 キッチンも造り付け 同社は建売住宅激戦区といわれる地域に土地を入手。注文住宅を先に建て、昨年秋からその隣でモデルハウスに取り掛かった。すると構造と外壁の工事を終えた頃、「売ってもらえないか」とＭさん夫婦から要望が。ご主人の実家が近くにあり、夫婦は注文住宅の建つ様子をときどき見に来て、その家づくりに惹かれていたのだ。「骨組がしっかりしているし、この辺の家にないモダンな外観がいいなと思いました」と奥さん。 そろそろ戸建てをと計画していた夫婦は、建築中のモデルハウスに白羽の矢を立て、山本さんは夫婦の申し出を快く承諾した。もし同社の提案を気に入ってくれる人が現れたら売ってもいいと考えていたからだが、「まさか、こんなに早く買い手がつくとは思いませんでした（笑）」。 Ｍ邸の間取りや造作はほぼモデル
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