雑誌「チルチンびと」神奈川掲載 神奈川県 ㈱加賀妻工務店
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99眺めのよい庭と 一 つになった家 門扉を開けると変化に富んだ植栽と季節の野菜が五感を喜ばせてくれる。M邸の庭は敷地140坪の約半分と広く「家の施工前から二人でつくり始め、ここまで3年かかりました(笑)」とご主人。「まだまだやることがいっぱいあるんですよ」と奥さんも笑う。二人とも本当に楽しそう。しかもこの庭、室内の方々から存分に眺められるのだから羨ましい。 以前はここから車で10分程度、海に近い昭和40年代築の古家に住んでいたそうだ。自分たちで手を入れながら暮らし愛着ももっていたが、熟年期を迎え、これからの生活を楽しめる家を一からつくりたいとの思いがあった。東海道本線沿線のこの一帯、少し内陸に入れば林や山にも恵まれ環境がよい。それで、慣れ親しんだこの地域で新たに土地を探すことにしたのだという。 その頃出会ったのが加賀妻工務店だ。完成住宅内覧会を見に出かけた夫婦は、「木の使い方がすっきりして、雰囲気のいい家」だと好感をもった。『チルチンびと「地域主義工務店」の会』の垂れ幕が目に入ると、「ぜひ加賀妻さんにしよう」と思った。奥さんは『チルチンびと』の愛読者なのだ。 「加賀妻さんに決めてからは、土地探しでもお世話になりましたね。いい畳リビング(和室)とダイニングはバリアフリー。テレビが壁面に収まるように窪みをつくり、上に間接照明を設置。夜はこの照明だけで静かな雰囲気を味わうことも。右/梅干づくり。昔は縁側でこんな風景をよく見かけた。 中/2匹いる猫たちもデッキを愛用。左/2階からは庭全体が見下ろせる。

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