雑誌「チルチンびと」71号掲載 神奈川県 ㈱加賀妻工務店
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188息子世帯のこだわり。左から/アメリカ製スイッチ。懐かしげなランプシェード。ひょうたん型スピーカー。右/ベッドには天蓋……と思ったら蚊帳だった。しゃれた蚊帳ですね。 左/息子世帯の洗面所。小窓の効果で明るい。奥さんが趣味で描いた水彩画。かせる形を考えました」と意図を説明する。 ご主人によれば「住んでみて感じたことですが、老後を考えると1階で十分。このぐらいのコンパクトさが暮らしやすいですね」とのこと。息子さんは「ハウスメーカーでなく大工さんに無垢の木で家を建ててもらいたい、地域の風土に合った家にしたい。だけど昔の民家みたいな雰囲気にはしたくなかったんですね。加賀妻さんの今回のプランは他社にないモダンなセンスがあって、いちばん気に入りました」と話す。家族みんなで家づくり 二世帯住宅といっても、厳密に分かれているわけではない。玄関は二つだが、ふだんは親世帯の玄関を共用している。その玄関を入って正面の引戸を開ければ子世帯エリア。玄関左の廊下から先が親世帯エリア。廊下やデッキを行き来し、「虹が出た!」、「鳥が上昇気流に乗ってるよ!」などと声をかけあっては、日々の感動を一緒に楽しんでいるという。 ただし、キッチン、トイレ、浴室は別。食事もふだんは別々だ。気軽天井の中央線から右半分が寝室。ご主人の要望で廊下を広く取った。寝室の上はロフト。親世帯のダイニング・キッチン。梁や柱が立派で木目もきれい。ご主人は「住んでいて気持ちいいですね」。

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