雑誌「チルチンびと」71号掲載 神奈川県 ㈱加賀妻工務店
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187上/奥さん手づくりの表札。 右/親世帯の玄関。右奥の飛び石伝いに子世帯の玄関が。ステンドグラスやアンティークのガラス引戸など小物使いで自分たちらしさを演出。階段の手すりは鉄製。細さと色にこだわり息子夫婦でグレーに塗った。階段左は玄関扉。テーブルはちゃぶ台にちょうどよい長さの鉄製の脚を付けたもの。婦。南側に相模湾と吾妻山を一望できる現在の敷地は、同居予定の息子さんたちも気に入り、さっそく購入を決めた。ところで敷地の北側には隣家がある。「こんなにいい景色なら、お隣も眺めを楽しんでいるはず。私たちは後から来たのだから、迷惑にならない建て方にしたいね、と話していたんです」と奥さん。 候補として挙げていた工務店3社にその思いを伝えると、唯一、髙橋さん一家の気持ちに応えるプランを出してきたのが、加賀妻工務店だった。設計担当の高橋一かず総ささんは「(東側を)平屋にしたのは、隣家が2階リビングと聞いて、その日照や眺望を妨げないためです。また、ご主人が庭を希望していらしたので、二世帯で庭を楽しめ土地も目いっぱい生子世帯のリビング。窓の向こうに吾妻山が見える。床に直に座る場所が欲しくて小上がりのコーナーをつくった。「ちょっと腰をかけるのにもいいですよ」と若奥さま。

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