設計のポイントについて、高橋社長は「南西の眺望を最大限に生かす、大きな開口を配しました。強い西日を遮るために、開口側の屋根を深く下げてしつらえています。また、オープンな空間を望まれたので、LDKと2階は間仕切りのない設計としました」と話す。開放的な間取りだが、いずれ個室が必要になった時には、2階の東側のスペースに差鴨居を通して間仕切ることも考えていると、説明。さらに、水平梁を見せないデザインは山辺構造設計事務所の監修で、造園はNAYA設計室との協働で実現したのだという。「設計と構造、造園がうまくいった」と胸を張る。
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