雑誌「チルチンびと」108号掲載 ㈱加賀妻工務店 神奈川県 注文住宅
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経営、そして新築部門の設計で力を発揮するのは、高橋一総社長だ。設計事務所に勤めていた2004年から、加賀妻工務店の施工で多くの住宅をつくってきた。2008年に同社へ転籍。バランスのとれた思考力と温厚な人柄で社内の人望が厚く、また「加賀妻のセンスとは正反対」だというデザイン力で顧客ニーズを叶えてきたことが評価され、5年前に先代社長と加賀妻会長の推薦で、現職に就任した。 設計力・監督力・職人力を合わせ「湘南一のアーキテクトビルダー」をめざす、高橋社長の仕事を紹介する。風景の中にゆったりと住む もともと職場のある東京で暮らしていたSさん夫妻は、ゆったりと自然に寄り添う生活を求めていた。自然豊かなことに加え、奥さんの実家に近く、二人の勤め先まで新幹線で通勤できることから、小田原の田園地区での家づくりを考えたのだと振り返る。まず地域の住み心地を確認するため、小田原に転居。しばらく過ごした後、地域に精通した工務店を探しはじめた。雑誌で加賀妻工務店を知り、住宅内覧会に参加すると、無垢の木の心地よさに魅せられ、同社との家づくりを決意したのだという。

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