都心のオアシスのような のびやかな空間 当初は1階にリビングを配する計画だったが、現地を訪れた設計士の提案により、2階リビングのプランに変更された。野崎社長は「リビングを2階にしたことで、光を十分に採りいれることができ、さらにリビングに太鼓梁を架けて、のびやかな雰囲気を実現できたと思います」と話す。どっしりとしたアカマツの太鼓梁について「準防火地域のため、通常より太い梁を使っています。これだけ太い材を揃えられるのも、国産の無垢材にこだわり続けてきた私たちの強みでしょう」と野崎社長。重厚な太鼓梁ながら圧迫感を感じさせないのは、白漆喰の天井を折り込むことで水平ラインをつくり、さらに壁面の梁に太鼓梁を架けることで奥行きを感じさせているためだ。
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