雑誌「チルチンびと」別冊52号 東京都 ㈱千葉工務店
3/6

58いい家をつくる工務店の事例使用に取り組む京都大学の研究機関にメールで問い合わせをしたという。「しっかりとした研究機関に答えてもらえば、納得できると思ったんです」。その研究所からの返事で紹介されたのが、『チルチンびと「地域主義工務店」の会』に所属する京『チルチンびと「地域主義工務店」の会』発足時からのメンバーでもある。同社の千葉弘幸社長は「住まい手のために最善を尽くしたいという思いで、合板をいっさい使わず、国産材での家づくりを行っています。よい素材を使いつつもコストは上げ住まい手のために最善を尽くす工務店 緑豊かな郊外にNさん夫妻が家を建てたのは2011年のこと。「当初は建売住宅を考えていましたが、見学に行く度に私にぜんそくが出てしまい、建売は無理だとわかりました」と奥さんは当時を振り返る。「そこで調べたら、国産材で家が建てられることを知ったのです」。 どうしたら我が家を国産材で建てられるのだろう? そう思った奥さんは、国産材の構造材都の工務店だった。「その工務店から、首都圏の加盟工務店として千葉工務店を紹介してもらいました」。 まずは、夫妻で千葉工務店のモデルハウスを訪れた。奥さんは「国産材100%のモデルハウスを見て、ここに決めた! と即決でしたね」と笑う。一方、ご主人は「家づくりのセミナーが印象的でした。初めて知ることも多く、新鮮に感じました」と話す。 自然素材での家づくりで定評のある千葉工務店は上/2階のLDK。左手の階段室で1階とつながっているため、冬はストーブの暖気がのぼってきてとても暖かいという。 下左/リビングの外には広いデッキが続く。 下右/猫が障子を破ってしまうため、奥さんが猫用の暖簾をつくってとりつけた。

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る