雑誌「チルチンびと」別冊52号掲載 千葉県 ㈱グッドリビング どんぐりの家
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79ーの福祉施設も数多く手がけている。    こうして完成した南邸の核となるのは、大人数が集まってもゆったりと過ごせる22畳のリビング・ダイニング。風の抜けも最高で、夏でもエアコンを使う必要はないという。また、リビング側の開口部の先は広々としたウッドデッキになっており、バーベキューなどを楽しめる。 バリアフリー対応も完璧で、エントランスから家の中まで段差はいっさいなし。玄関、洗面、トイレ、風呂などには手すりを設け、夜中に安心なセンサー式の足元灯も各部屋につけた。 念願だった薪ストーブは、家全体を1台で暖められる大きなモデルを採用。リビング・ダイニングの正面中央に設置したことで、空間にシンメトリーの落ち着きをつくりだしている。 この家で暮らし始めて間もない一家は、これからのことを笑顔で話す。「冬が来て薪ストーブを使うのが楽しみ」と清一さんが話せば、「薪ストーブ料理をみんなで食べたいね」と啓子さん。ずっと安心して暮らせるこの家は、四世代の楽しい集いの場となっていくのだろう。所在地:千葉県野田市家族構成:夫婦+両親敷地面積:482.81㎡延床面積:127.02㎡竣工:2017年6月   (工期2016年12月〜2017年6月)設計および監理:佐野建築設計室 佐野一広施工:㈱グッドリビング どんぐりの家構造形式:木造在来工法主な外部仕上げ 屋根=ガルバリウム鋼板 外壁=杉板張り一部塗り壁仕上げ 軒天井=珪酸カルシウム板張り主な内部仕上げ 勾配天井=杉板張り 壁=珪藻土塗り壁 床=杉板(厚30mm)会社情報は172ページ【資料請求番号0008】6798101収納や棚を造作して使いやすく仕上げた洗面スペース。 2啓子さんが「これは便利!」と大絶賛するパントリー。キッチン側、リビング側、勝手口側の3方向に開口があり使いやすい。3トイレの洗面ボウルは信楽焼。 4寝室も木のぬくもりたっぷり。使い勝手を考慮してクローゼットやカウンターをつくった。壁は珪藻土で高い調湿性がある。 5迫力の木組に大工技が光る。 6南さん一家(手前)とどんぐりの家の川村一雄社長(奥・左)、設計担当の佐野一広さん(奥・右)。 7庭の物置も清一さんの手づくり。 8庭を見守る愛犬のイヴ(15歳)。9・10庭では、みずみずしい野菜が収穫を待っていた。「庭で採れた新鮮な野菜でつくる料理が何よりのごちそう」と啓子さん。1Fロフト寝室寝室ロフトはしごロフト吹き抜けダイニングリビングウッドデッキウォークインクローゼットウォークインクローゼットクローク客間土間キッチンパントリー

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