雑誌「チルチンびと」98号掲載 千葉県 ㈱グッドリビング どんぐりの家②
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も子どもの様子をしっかり見られるように、オープンなつくりにしました」(恵子さん)。 2リビングの外にはウッドデッキと庭がつながっている。1対面式キッチンに立つ恵子さん。「手元を隠すために高めの仕切り壁をつくる方もいますが、お母さんが何をしているか子どもたちにわかるように、私から160 楽しい時間をつくる薪ストーブ 家づくりで滝口さん夫妻が何よりも重視したのは、家族のつながり。設計担当と相談を重ね、家全体をまとめる吹き抜けをつくり、扉は最小限にすることにした。「最初はこんなに筒抜けで大丈夫かな? と迷いましたが、今はみんなの声が聞こえ姿が見える暮らしが心底楽しいです」(恵子さん)。 また、薪ストーブは最初の図面にはなかったが、モデルハウスの薪ストーブの暖かさに感動した徹さんが熱望。当初はメンテナンスが心配だったという恵子さんも、子育てへのプラス面を考え、導入を決意した。「みんなで火を囲む時間は、子どもたちの大切な思い出になるだろうと考えました」。 そして今、薪ストーブは家族団らんの中心に。恵子さんがピザやケーキ、焼き芋などの薪ストーブ料理を始めると、大和君が率先してお手伝いをする。薪割り担当の徹さんは「息子がもう少し大きくなったら、一緒に薪割りするのが楽しみ。男同士のいいコミュニケーションになるんじゃないかな」と楽しげだ。 間取りやデザインにこだわった夫妻は設計に約1年半をかけたが、家づくりは楽しい時間だったと声を揃える。「川村社長はじめ、どんぐりの家の方は皆さんやさしくてフレンドリー。息子もいつも一緒に遊んでもらっていました」「優柔不断でなかなか決められなくても嫌な顔一つせず『思う存分悩んでください』て言ってくれたのがうれしかったです」。 真心のある地元工務店とともに、家族がつながる家づくりを行った滝口さん一家。元気いっぱいに家中を駆け回る大和君の姿から、この家がお子さんをのびのびと育んでいることが伝わってきた。12

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