雑誌「チルチンびと」81号掲載 ㈱グッドリビング どんぐりの家
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234街並みをつくり、コミュニティをつくる野田市を中心に、分譲地の開発も手がけている。昨年夏に完成した4軒の分譲地では、初めての試みとして、外観デザインを揃え、統一感のある街並みをプロデュースした。 どんぐりの家イニシアでは、10年ほど前から、「家は建てたいが土地はない」という建主向けに、土地を仕入れ、道路をつくって区分けし、そこに注文住宅を建設してきた。今回取材したのは、そうした分譲地の中で、初めてコンセプトを決め、建物のデザインを統一した4軒の分譲住宅だ。 「コンセプトとしては、環境にやさしい家づくり。太陽光発電パネル搭載可能な屋根、袖壁と深い軒によるパッシブソーラシステムを取りいれ、さらに外観はガルバリウムと木の組み合わせとしました」。 L字型の敷地に、3軒の家と1軒の家で挟むように道路があり、この道路が子どもたちの遊び場になったり、バーベキューの場になったりと、4軒の家族のコミュニケーションの場となっている。取材時も、子どもたちが道で仲よく遊んでいた。「4軒しか面していない道路で、しかも行き止まりなので、コミュニケーシ㈱どんぐりの家イニシアが手がける分譲住宅子どもたちが集合してのシャボン玉大会。さまざまな年齢の子どもたちがふれあえるのはご近所ならでは。真ん中の道が、4軒のコミュニケーションスペースになっている。行き止まりで車が通らないので、安心して子どもを遊ばせることができる。

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