雑誌「チルチンびと」81号掲載 ㈱グッドリビング どんぐりの家
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232 「木を現しにする」ことにこだわる同社では、素材に関してもよりよいもの・地域のものを求め続けている。「まずは国産材での家づくりというところから取り組みがはじまったということもあり、『想sou.シリーズ』では宮崎県の飫お肥び杉を使っています。こちらはコンセプト住宅ということで、産地との間でモジュールも決めています。そして、現在はフリープランの『駿shun.シリーズ』で、埼玉県秩父や地元・千葉県産の杉や檜を使うことに取り組みつつあります」。 こうした取り組みの背景には、『チルチンびと「地域主義工務店」の会』への加盟があったそうだ。「他の地域工務店さんの真摯な取り組みを知る中で、当社でもできるかぎり地場のものを使おうという意識が強くなったのです」と話す川村社長。地元・千葉県産の材の産地は、君津や鴨川、安房などの南部になる予定。「正直に言うと、昔は千葉県産の木材の存在すら知りませんでした。それでも、素材にこだわる家づくりをするうちに、県の森林組合を紹介していただ今後めざすのは県産材での家づくり2階は、子どもの成長など家族の状況によってフレキシブルに変えられる間取りになっている。2階は天井を張らず、屋根のかたちがそのままわかるつくりに。

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