雑誌「チルチンびと」81号掲載 ㈱グッドリビング どんぐりの家
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228 住宅街の青い空に映える、板張りの壁と切妻屋根。ナチュラルな印象の外観が特徴的な「想sou.シリーズ」のモデルハウスがオープンしたのは、今年の1月。「これまでも自然素材の家づくりに力を入れてきましたが、コストの面から、どうしても限られた範囲での普及にとどまっていました」と話すのは、同社の社長・川村一雄さん。 そこで「極力リーズナブルに、素材現しの家をつくる」ことをめざして、「想sou.シリーズ」を生み出したのだという。「モジュールを見直し、規格を統一して総2階のプランとすることで、工期短縮を実現しました。坪単価は約60万円で、住まい手としては小さなお子さんのいる30代のご夫婦を想定しています。この『想sou.シリーズ』によって、より多くの方に本物の木の家での暮らしを叶えていただければと思っています」(川村社長)。 間取りは、1階にLDKと水まわり、2階に個室を配するというシンプルなもの。ペレットストーブのあ自然素材の家をより多くの人にチルチンびと「地域主義工務店」の会住まいの「地産地消」をめざす地域密着型の家づくり千葉県野田市に本社を構える「㈱どんぐりの家イニシア(㈱グッドリビング)」では、2004年から自然素材住宅に本格的に取り組んできた。さらなる自然素材住宅の普及のために開発した、コストパフォーマンスの高いコンセプト住宅「想sou.シリーズ」のモデルハウスを訪ねた。写真・川辺明伸 文・上野裕子千葉県 ㈱どんぐりの家イニシア(㈱グッドリビング) モデルハウス「想sou.シリーズ」家中を見渡せる位置に設けたキッチンは特等席。吹き抜けを介して、2階の家族とも会話ができる。

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