雑誌「チルチンびと」66号掲載 ㈱どんぐりの家イニシア(㈱グッドリビング)
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内装関連の会社に勤務するご主人と、かつて建築関係の仕事をされていた奥さま。山崎さん夫妻の家づくりに対する希望は、「安全な木の家で、子どもをのびやかに育てたい」そして「通勤にも便利だけれど、閑静な場所であること」だった。そんな時インターネットで探し当てたのが、どんぐりの家イニシア。  同社は、平成4年の創業以来、国内各地の材木工場や工務店をめぐる社内研修や、「ちばの木の家づくり推奨店」に認定されるなど、生産者の顔が見える木の家づくりを、精力的に行ってきた。自然素材住宅「どんぐりの家」のモデルハウスを訪れ、木の素材をふんだんに使用した心地よい空間を見た時、夫妻は心を決めたという。土地選びから一緒にスタートし、家づくりに関しても常にていねいに対応してくれたという営業担当の神戸公治さんと設計担当の中村真弓さんへの、夫妻の信頼は厚い。  玄関に入るとまず目に入るのが、奥さまがモデルハウスで一目惚れした半円形のダイニングテーブル。家の中心にあるやさしい曲線が、木の空間によくなじんでいる。キッチンの床はダイニングより少し低くしてある。「台所作業をする手元を隠したいけれど、子どもの様子にも目を配りたい。そのどちらも解決できました」と奥さまは話す。  ダイニングの隣には、開放感のある吹き抜けのあるリビングが広がっている。温かみのあるアカマツの無垢板の床、杉と漆喰の壁の軽やかさが心地いい。大きな窓からはさんさんと太陽の光が注ぎ、どの場所にいても明るい日差しを感じられる

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