雑誌「チルチンびと」99号掲載 千葉県 ㈱千葉工務店
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徹底して追い求めた暮らしやすさ。住まいながら「仕掛け」を探す愉しみ1〜3キッチンもすべて造作。市販のものでなく、安心できる材料でつくってもらえたのが嬉しいと智里さん。「この家には仕掛けがたくさんあるから、暮らしながら見つけるのが楽しみ」と話す。78ップフロアの採用だ。階段踊り場にはカウンターを設け、為治さんのワークスペースとして、隆太くんの勉強机としても使える。中2階は3畳ほどの畳コーナーで、その下部分は収納部屋としてスペーを言い合えるまでに。「散々わがままを言ったんですが、気長に付き合ってくれました」と智里さん。社長の千葉弘幸さんと顔を見合わせて苦笑いを浮かべるところからも、両者のよい関係性がうかがい知れる。設計担当の永吉辰朗さんも「今まででいちばん大変だったかもしれない」と笑い、歯に衣着せぬ物言いが潔い。工務店の心くばりと木のありがたみを感じる家 でき上がった住まいは、夫妻のこだわりと千葉工務店の思いやり、楽しい仕掛けに溢れている。 玄関土間には小さなシンクと収納スペースが備えられ、使い勝手がよい。つづくリビングは、吹き抜けにより開放感がある。広々としたウッドデッキともつながり、「子どもがのびのび走り回れる家に」との夫妻の願いが叶えられた。 リビングのペレットストーブは、千葉さんのすすめから。「初めは薪ストーブが欲しかった」という智里さんだが、住宅密集地での煙突の煙や、薪の調達・保管などを考慮。性能や特徴を知り、「ペレットでも火のある暮らしはできる」という千葉さんの言葉にも納得した。 中でもいちばんの特徴は、スキ123

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