雑誌「チルチンびと」別冊40号掲載 埼玉県 ㈱小林建設
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P6 たけれど、この家では思いっきり遊んでもいいので、息子も嬉しそう」と真由美さんが続ける。大人も子どもも、のびのびできる住まいなのだ。  また、大天さんたっての希望だったという薪ストーブも、冬場は大活躍。OMソーラーと薪ストーブの効果で、冬でも室温は15℃くらいまでしか下がらないという。さらに薪ストーブをしっかり焚くと、20℃を超えるそうで、「寒かったアパートに比べて、とても快適です。以前の生活は今となっては信じられないほど」と、夫妻は声を揃える。引っ越してきてからというもの、大天さんと元天くんのぜんそくもすっかり良くなった。  「見学会を訪ねていた頃に想像していたとおりの、気持ちのいい毎日を過ごしています」という齋藤さん宅の暮らしは、今後ますます地域にとけこみ、味わいを深めていくのだろう。 [写真右下から順に] 大きな玄関ドアは、建具屋さんにつくってもらったもの。 卵のかたちにくりぬかれた部分から、外を眺められる。玄関からダイレクトにアクセスできる和室。真由美さんがお茶をたてる茶室として、また客間として使う。アフリカの動物たちによる「階段動物園」。玄関を入ると、視線の先にはLDKの一部と、開口部からの景色が広がる。木製建具とデッキの向こうに広がる景色は、まるで風景画のよう。キッチンの換気扇フードにちょこんと載った鶏の置物。齋藤さんの養鶏場で採れた卵「愛たまご」をゆで卵に。よく使う鍋類は、壁にかけて収納している。キッチンの窓辺のしつらえ。赤い筒はOMソーラーのダクト。

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