P2 豊かな緑と青空を背景に、杉板張りの外壁が映える。「自然の力を感じられるこの景観にとけこむような『土地から生えてくるような家』をイメージしました」と話すのは、小林建設の小林伸吾社長。その言葉どおり、齋藤さんの家は竣工後約１年にもかかわらず、ずっと前からここに建っていたような、自然な佇まいを見せる。 地域を大切にする 姿勢に共感 近隣で採卵養鶏場を営む齋藤さんは、以前は、やはり近くにあるご主人の大だい天てんさんの実家で暮らしていた。けれど、カビや寒さが原因で大天さんと息子の元げん天てんくんがぜんそくになり、アパートに引っ越すことを余儀なくされた。夫妻が「住まいをどうしようか？」と考え始めた頃、偶然目にしたのが小林建設の木の家「陽の栖すみか」の完成見学会のチラシだった。「場所が深谷だし、近いから行ってみようか」という軽い気持ちで見学会を訪れた夫妻は、いっぺんで小林建設の建てる家に魅せられた。「見学会では『こういう家、いいよね』とどちらからともなく言い合って。それからはちょくちょく小林建設さんの見学会に行くようになりました」と大天さんは当時を振り返る。 小林建設は、小林社長が埼玉県内に山林を所有する山主でもあることから、県産材による家づくりを積極的に進めている。また、地域工務店として「メンテナンスも含めて永いお付き合いをさせていただきたい」と、本社のある埼玉県本庄市から1時間くらいで行ける場所を施工範囲としている。齋藤さんは、何度も見学会に訪れるうちに、小林建設のこうした地域を大切にする姿勢に共感するようになっていった。奥さまの真由美さんは「自然のエネルギーを活用するOMソーラーの家
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