雑誌「チルチンびと」105号掲載 埼玉県 ㈱千葉工務店

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地域主義工務店の会…①160 「これは育ち過ぎなんです」A棟に暮らす花澤さんは、手ずから育てた大きなズッキーニを見つめて照れ臭そうに笑う。１年ほどの家探しを経て、畑付きアパートであるギンモクハウスに出会った。　３棟専用の小さな三つの畑を囲むよう、コの字型に建つギンモクハウスは、黄みがかった土壁に明るい木製のバルコニーがアクセント。隣接する畑に下りれば、住人同士の自然なコミュニケーションが生まれる。「畑いじりの好きな夫の影響もあり、家庭菜園に憧れていました。以前住んでいた東京でも、小さな畑を借りていたりして」と花澤さん。家前の小さな畑に加え、道を挟んで向かい側の敷地には、大家であるAさんが運営する体験農園「ヒイラギ菜園」が。希望すれば、菜園指導も受けられる。　リビング・ダイニングの開口部は南側と東側に２面。キッチンから近い東側からは小さな畑に下りられるため、とれたての畑がつなぐ「おとなりさん」農ある暮らしを望む人へ。そんな大家さんの思いから生まれた、ギンモクハウスへようこそ。畑付きアパート・ギンモクハウスをたずねて設計・施工＝ ㈱千葉工務店埼玉県　ギンモクハウス写真＝畑 耕