雑誌「チルチンびと」89号掲載 群馬県 ㈱オオガネホーム
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247めるよう、特にコンパクトさと動線を両立できるよう配慮しています」と現場監督を務めた大金務専務。 故郷とはいえ、夫婦が群馬に住むのは実に半世紀ぶり。「近所の方が野菜づくりを教えてくれたり、苗をくださったり。庭や畑が新しい出会いをつないでくれます」とご主人は目を細める。塀を設けなかったことで、ご近所さんも声をかけやすいのだという。また、通りから見える場所に薪を置いているので、薪情報も入ってくるそうだ。 これから木陰をつくる木を植えたり、パッションフルーツで緑のカーテンを拵えたりと、庭づくりの構想も膨らませている二人。夏は庭づくり、冬は薪ストーブに癒される火の時間―。懐かしい故郷での新しい暮らしは始まったばかりだ。建築データ主な外部仕上げ:屋根=ガルバリウム鋼鈑外壁=杉板(プラネットカラー塗装)ハイスタッコ塗り 軒天井=杉板(プラネットカラー塗装)主な内部仕上げ:天井=杉板 壁=杉板、漆喰床=杉板(厚30㎜)所在地:群馬県渋川市家族構成:夫婦敷地面積:288㎡延床面積:73.7㎡竣工:2015年1月(工期2014年7月~2015年1月)設計・施工:㈱オオガネホーム(現場監督:大金 務)☎0278-22-2939構造形式:木造在来軸組工法後列にIさん夫婦、前列右から大金務専務、スタッフの大金義延さん、大金みずほさん。リビング・ダイニング1F野菜のほか、花を育てるのも庭での楽しみの一つ。四季折々の花が庭を彩る。上/和室の一角には2畳の書斎を設けた。 下/浴室の壁には木曽のサワラの赤身を使用した。檜よりも水に強くカビが発生しづらい。上/玄関の靴箱の天板には前の家で使っていた座卓を加工。 中2点/キッチンまわりのカウンター。上の写真では木の皮の質感を残した。 右/建具にも県産材を使用。寝室デッキ玄関和室書斎キッチン浴室洗面脱衣納戸

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