雑誌「チルチンびと」86号掲載 群馬県 ㈱オオガネホーム
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DATA所在地………群馬県伊勢崎市敷地面積……280㎡延床面積……141.6㎡(1階82.81㎡ 2階58.79㎡) 竣工…………2014年6月(工期2013年9月~2014年5月)設計・施工…㈱オオガネホーム(現場監督:大金 務)構造形式……木造在来軸組工法       主な外部仕上げ 屋根=三州和瓦 軒天井=杉板(プラネットカラー塗装) 外壁=ハイスタッコ塗り主な内部仕上げ 天井=杉板 壁=漆喰、杉板 床=檜板(厚30㎜)れば……という願いがある。 オオガネホームが薪ストーブや暖炉の設置を始めたのは30年も前。当時は今ほど注目を集めていなかったが、安全に火のある暮らしを楽しめるよう、慎重かつ地道に実績を積み重ね、今では群馬のストーブライフを支える心強い存在となっている。 同社の家が、薪ストーブ1台でも家中暖かくできるのは、壁だけでなく屋根にも羊毛断熱材がしっかり充填されているから。金子さん夫婦も宿泊体験でその断熱性の高さを実感、雪が残る春先でも、朝方寒さを感じなかったことで信頼が高まった。 すでに実家で薪ストーブを経験していた奥さん、火の準備は自分ですることになるのかと思っていたが、いつの間にかご主人が率先しているとのこと。そのご主人、「薪ストーブは自分が手を動かした分だけ炎が応えてくれる。そのシンプルな手応えが素直に嬉しいんですよね」と充実の暮らしぶりを教えてくれた。〒378-0018 群馬県沼田市鍛冶町947 TEL 0278-22-2939http://www.ooganehome.co.jp/ 《群馬県 オオガネホーム》南側外観。右側のガレージの周囲には薪棚を。すでに2年分は確保しているそう。黄綬褒章を受賞した建具職人の手による木製建具。今回、奥さんもデザインに参加した。左の浴室の扉は水玉をイメージし、右は杉にケヤキの板材を組み合わせた。木の存在感に圧倒される2階。檜の大黒柱は金子さんも山に入って選んだ。トップライトは夏場の熱気を逃がす役割も。右:植物性の塗料「プラネットカラー」の中でも赤みのある色を選び外観のアクセントに。 左:玄関内部は和の趣。突き当たりの扉は納戸につながり、そのさらに奥はキッチンが続く使いやすい動線。前列金子さん一家。後列右から同社の大金みずほさん、大金義延さん、伊与久宏幸さん、薪ストーブ担当・interior studio arteriorの石村学さん。リビング2F1Fダイニングキッチン納戸玄関フリースペース和室吹き抜け寝室納戸書斎テラス浴室

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