雑誌「チルチンびと」107号掲載 群馬県 ㈱オオガネホーム
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130陶芸が趣味のご主人と、服飾学校出身で手芸が得意な奥さん。50代の頃、東京で働くご主人がリタイアした後の暮らしを意識し始めたことを機に、家づくりを考えたのだと振り返る。奥さんの同窓の3人と「五人囃子」というグループで、ものづくりを楽しんでいる二人は、作品を発表できる場を求めていた。「作品を販売するスペースを持つことが、妻のかねてからの夢でもあったので、店舗を併設しようと決めました」(ご主人)。家づくりのパートナーに選んだのは、オオガネホーム。同社の住宅の左官を手がけていた親方の夫人が、「五人囃子」のメンバーであることがそもそものご縁だった。紹介を受けてから、住宅見学会に何度も足を運び、木の香りや漆喰の質感といった、自然素材の心地よさに惹かれた1 アイボリーの漆喰は色見本から選んだもの。真っ白よりも落ち着く色を求めた。 2吹き抜けに面したフリースペース。 3フリースペースから1階を見下ろす。上下階が一体になるような間取りは「開放的でつい深呼吸したくなる」とご主人。4奥さんの弟さんの木工作品。 5ご主人の作品を生かした洗面台。 6玄関は住居部分と店舗(展示室)部分で兼用。12

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