雑誌「チルチンびと」86号掲載 群馬県 松浪建設㈱
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145 松浪正博社長は夫婦の要望に加えて、広い廊下を提案した。夏はリビングの窓から入る風が、冬は薪ストーブの暖気が奥の寝室や水まわりまで届く工夫だ。さらに、「木の風合いを楽しんでいただこうと、大黒柱に吉野檜、天井と床には隣の栃木県の良材、日光杉を使いました」と“木配り”も行き届く。 夫婦にはうれしい誤算もあった。施工の途中で奥さんが第1子を宿し、子ども部屋を追加することに。夫婦はうれしそうに「急な変更にも、快く対応してくれたんですよ」と話す。K邸を訪ねた際には奥さんはまだ身重だったが、無事に男児を出産したという。親子3人での初めての冬は、薪ストーブがしっかり暖めてくれるにちがいない。〒373-0819 群馬県太田市新島町744 TEL0276-45-1131http://matsu-nami.co.jp 資料請求番号【8649】《群馬県 松浪建設》左:トイレの洗面台は黒タイルと益子焼のボウル。 右:檜と御影石の浴室。松浪建設の得意な仕様。左:玄関扉はサッシだが、それ以外の建具はすべて無垢材で手づくり。 中:玄関の床は檜。 開口部からキッチン方向を見る。大黒柱の奥が廊下。すれ違ってもぶつかる心配がないそうだ。大黒柱を挟んで、Kさん夫婦と松浪社長。DATA所在地……群馬県邑楽郡明和町家族構成…夫婦敷地面積…430㎡延床面積…112.62㎡ 竣工………2015年3月(工期2014年8月~2015年3月)設計・施工…松浪建設㈱構造形式…木造在来工法主な外部仕上げ 屋根=ガルバリウム鋼板 外壁=リシン掻き落とし 軒天井=現し主な内部仕上げ 天井=杉板、珪藻土 壁=珪藻土 床=檜板、杉板植栽が合う落ち着いた佇まい。上:広々としたキッチン。 左:ご主人の好きな緑系の色を配した和室。 右:寝室。

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