雑誌「チルチンびと」100号掲載 群馬県 松浪建設㈱
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132つなぐことを提案。Iさん夫妻も「子どもが行き来しやすく、両親も来やすいのでは」と考え直した。岡田さんは「全体をゆるくつなぐイメージ」で工事を進めていった。 入居後の昨年秋、娘さんが誕生。夫妻も両親も「この形にしてよかった」と口を揃える。「ほとんど毎日、行き来しています。平日、主人がいないときは父が薪ストーブをつけに来てくれます」と奥さん。お父さまも「子どもが帰宅しても寒くなく出入りできる」と喜ぶ。心配していた生活音も、襖を閉め切ればほとんど気にならないそうだ。 「ぽろっと言ったことを松浪建設さんが拾ってくださった」と奥さん。急な夜勤のときに車まで雨でも濡れずに行けるといいと奥さんが話すと、玄関前に土庇を設け、駐車場までをつなぐことに。ご主人の「木の節が苦手」という言葉にも応え、床を節のない板で揃えた。 この床板は日光杉で厚さ30ミリ。素材には同社の日頃からの選り抜きの素材の上ににぎわいの時間を刻む42143130ページ写真1・2・4、131ページ写真6、132ページ写真4=松波建設

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