雑誌「チルチンびと」別冊42号掲載 群馬県 ㈱小林建設
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 こうして竣工した家に暮らして、約1年。「このあたりは冬が厳しくて、朝の外気はマイナス3℃になることもしばしば。けれどもこの家の室温はいちばん下がったときで15℃。OMソーラーだけで十分でした」とご主人。奥さんは「庭ができたので家庭菜園を始めたのですが、近所の人がつくり方を教えてくれたり、お裾分けをくださったり、楽しいです。夫婦で家で過ごす時間が増えましたね」と微笑む。「仕事から帰ってくると『わが家はやっぱりかっこいいな』と思うんですよね」と笑うご主人の言葉が、家づくりの満足度を物語っていた。右/書斎はご主人の「こもりスペース」。造り付けの書棚や机で収納力もたっぷり。左/洗面カウンターは夫妻でイメージを考えた。2階のフリースペース。ご主人が蔵書を読んだり、オーディオなどを楽しむ空間だ。2階の和室をフリースペース側から見たところ(右)と、内側からフリースペースを眺めたところ(左)。表裏に異なる和紙を張り、空間のアクセントとしている。こちらの和紙も星野増太郎氏の作品。60

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