チルチンびと別冊69号「民家の再生と創造⑤」
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へと再生した。  エコ建築考房でリフォームを 担当する江口勝憲さんは「10 0年以上前に建てられた住まい は、すべて自然素材でつくられ ています。そして、エコ建築考 房の家づくりも、すべて自然素 材を使っています。元の家の材 と同じ自然素材で行う改修によ り、経年とともに素材が美しく なじんでいきます」と話す。  間取りの面では、玄関から東 側をLDKと水まわりに一新。 分かれていたリビング・ダイニ ング・キッチンを一つの空間と  築100年の祖父母の家を、 母と娘二人の計3人が快適に暮 らせる住まいへと改修。伝統的 な佇まいを残しつつ、現代的な 設備と機能を取り入れることで、 夏涼しく冬暖かい空間を実現し た。  瓦屋根や土壁などはできるだ け既存のものを生かして重厚な 佇まいを大切にする一方、自然 素材を使った断熱処理により、 夏涼しく冬暖かく過ごせる空間

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