住宅雑誌「チルチンびと」別冊52号 いい家をつくる工務店と出会う
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8  施工力  日本の伝統工法をベースにした「在来工法(木造軸組工法)」では、大工や職人の腕と技術によって仕上がりや耐久性に差が生まれます。木の性質を見極め、適材適所に配する棟梁の技があってこそ、美しい佇まいの住まいとなるのです。 「工務店の会」では、自社大工を抱えている工務店をはじめ、大工や左官などの職人を、つくり手の一員として大切にしています。そして、技の伝承のために若い大工や職人の育成にも取り組んでいます。  素材力 「工務店の会」が設立当初から取り組んできたのが、国産材と環境負荷の少ない素材を使った家づくりを行うこと。 14年間の活動により、産地である山と連携する工務店が増え、今では国産材を使うことは「工務店の会」の標準仕様になりました。 木材以外の素材についても、会での勉強会やメーカーからの情報開示などを経て、より環境負荷が少なく、住まい手やつくり手にとって安全な素材を選ぶことができるようになりました。43

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