住宅雑誌「チルチンびと」別冊52号 いい家をつくる工務店と出会う
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7  インフォームド  コンセント  医療の場でよく使われる言葉で、医師が患者に治療を行う際に、十分な説明をし、患者の同意を得た上で実行するという考え方です。 家づくりにおいては、工務店が施主に正しい情報を伝えることが重要です。使う素材(特に含まれる化学物質)について、施工について、コストについて……正確な情報が提供され、施主が同意してつくる家なら、トラブルも起きづらいでしょう。気になることがあれば、遠慮なく聞きましょう。  設計力 設計とは、単に間取りや構造を考えることではありません。住まい手が新しい家でどんな暮らしがしたいのか、どんな将来を望んでいるのかを聞き、それを住まいというかたちにするのが住宅の設計なのです。そのためには、デザイン力をはじめ、敷地を読み解く力、家族の願いを聞く力などが必要です。 「工務店の会」では、建築家とのコラボレーションや、設計塾で経験を積み重ね、自社の設計力を伸ばしている会員社が多数あります。12

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