住宅雑誌「チルチンびと」92号 草編みびと ― 織・染・漉／ 買う家と、つくる家の違い

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19草は仕事仲間であり師でもある仕事場は草のなか草におそわり仕事を覚えた人には聞かない草に聴く草の智慧をこの身に刻む人が忘れ去り取りこぼしてきた草の叡知はあたらしくなつかしく今甦る人はまた草を眼まな差ざすだろう　　　　草たちはそれを諸手で受け止めるだろうあたらしい人と草のシェアリングがはじまるやたにさちこ　草の翻訳家20数年にわたり身のまわりの野生の草を主題に、草と人がともに進む「草文明」を探求。草から糸をつくり織る「草の布」の作家活動の後、現在は草と交感するワークショップ「草講座」を開催。草との手仕事を通して自然界の深い領域におりていく入り口の提供をしている。海を見下ろす森のなかで、人よりも、草や木や虫、星、海と近い簡素な暮らし。現在の主題は、草、海、馬。趣味はツナワタリと素もぐり。http://kusabune.blog.fc2.com/＊