住宅雑誌「チルチンびと」72号‐古き美を愛おしむ暮らし
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左上3点/京都・平安神宮の近くに佇む「好日居」。小さな表札と灯籠看板が、茶房であることをそっと教えてくれる。露地には譲りうけた真黒石と飛び石を敷いた。 中央右/ひび割れた箇所を漆で継ぎ、繕った部分に金を蒔く「金継(きんつぎ)」。「好日居」が開かれてから半年後に、ここで「好日居繕いの会」が始まった。 左/仕事としてこの建物の改 修にかかわるうちに、気づけば茶房を開くことになった横山晴美さん。 古いものたちでしつらえた、大正時代の京町家。 こつこつと繕った場所でゆっくりと時間をかけて器も繕えば、きっといい一日が訪れる。 古い町家からまで─  繕いごとが紡ぐ日々 茶房・好日居 京都府京都市 写真/西川公朗

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