チルチンびと118号「平屋のいろいろ」
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木は使ってこそ 地球温暖化を防ぐ  ハイブリッドストーブを紹介する 前に、まずは木質燃料の必要性につ いて確認しておきましょう。  樹木は光合成によってCO2(二 酸化炭素)を取り込んで、C(炭素) を木の骨格として固定して、O2(酸 素)を放出します。樹木はCO2を 吸収することで地球温暖化防止に貢 献しています。  木は樹齢 35 年ほどでCO2の吸着 量が最大となりますから、それ以降 は間伐して利用し、また新しい木を 植えることで、一定量のCO2吸収 が保たれるのです。  また、木には「カーボンニュート ラル」といわれる性質があり、薪や ペレットとして使用しても大気中の CO2を増加させることはありませ ん。  間伐材や街路樹の手入れで出る枝 などは、放置すれば腐敗してCO2 を発生させます。それらを薪やペレ ットとして暖房などのエネルギーに 利用すれば、その分化石燃料の使用 を減らし、CO2の発生を抑えるこ とができるのです。

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